選ぶのはトップモデルかエントリーモデルか
ジャンルを決めて、新車にするのか中古車にするのかを決めてきました。これで車種もずいぶんと絞られてきたはずです。その中に最初に目を付けていたバイクはありますか?
バイク選びはこの順番でしなければならないというものではありませんので、いつでもいくらでも戻って考え直してくださいね。‘バイクを選んでいるときが一番楽しい’という格言もあります。楽しいバイク選びの時間を長くとることも長くバイクライフを送る秘訣ではないかと思います。
トップモデルかエントリーモデルを選ぶとタイトルにはありますが、価格の高いものからお手頃価格のものまで、ミドルレンジのバイクも含めて、その中からはじめての1台を選ぶことになります。
最初からハーレーと決めていたのなら、ハーレーの中から選ぶことになりますし、最初はネイキッドで腕を磨いてそのうちスーパースポーツに乗りたいと思っているなら、中型ネイキッドあたりから選ぶことになるでしょう。
それでは、はじめてのバイク選び、トップモデルかエントリーモデルか、具体例を使って説明します。
スーパースポーツを選んだ場合
ヘタにエントリーモデルに乗って、ミドルレンジのバイクにちぎられても面白くありません。
ですが、高価なバイクは修理費用もそこそこ掛かります。外車のトップモデルの外装となると、何十万というお金が一瞬で吹っ飛んでいきます。その点はご注意。
クルーザー(ハーレー)を選んだ場合
オフロード車を選んだ場合
アドベンチャー系で舗装路メインをお考えなら、少しはリスクも低くなります。車体の傷は勲章のうちです。ミドルレンジの価格帯まで考えてみてはいかがでしょうか
外車(ドゥカティ)を選んだ場合
ツアラー・ネイキッドを選んだ場合
えー・・・黙ってエントリーモデルに乗りましょう。以上!(笑)
これで〆たら怒られそうですね。もうちょっと続けます。
あ、ここで一つ告白を。スーパースポーツの場合とかクルーザーの場合とか色々言ってましたがウソついてました。ごめんなさい。
すべての場合でエントリーモデルをお薦めします。ここまでの例として挙げた説明は、実によく聞く正論のひとつなのですが、当サイトはそれとは少し違うので、真っ正面から否定するのもどうかな~と思って、ちょっとふざけてみました。どうもすみません(反省)
先ほどの上の例は、エントリーモデルを選んだ結果、やはりあっちの方が良かったと思った時に出てくる感想でもあります。ですがエントリーモデルを強く推奨するのには理由があるんです。
エントリーモデルを強く推奨する理由
エントリーモデルは単なる廉価バイクではありません。初心者の技術力向上や楽しくバイクに乗り続けられるようにと、よく考えて作られているものです。
快適に安全にバイクに乗り続ける為にもエントリーモデルからバイク生活に入ることをお薦めします。
エントリーを日本語に直したら入門、つまり入門用のバイクです。バイクメーカーの設計者の方が入門者のためにこれだけの事を考えて造り上げたバイクなのですから、選ばない理由はありません。
バイク生活を続けていくと意外に出費が多い事に気がつきます。
はじめてのバイクなのですから転倒だってつきものです。
初めてのバイクを買ってすぐに全損してローンだけ残ったなんて話もざらです。この世界で長く乗りたいなら、まずはエントリーモデルを乗りこなせるようになってから、トップモデルは次からでも遅くはありません。
極端な話ですがエンジンの部品が3000kmで交換を要求するバイクも稀にあります。
買ってから乗り続けられないことに気がついても手遅れです。まずはエントリーモデルで腕を磨き、知識を蓄え、バイクの構造や調整を覚えてから、尖ったモデルを検討してみてはいかがでしょうか?