防寒対策!ウインターグローブ以外の選択肢
ウインターグローブ以外の手指先の防寒対策にどんなものがあるのかご存知ですか?
最近流行りだした電熱グローブ(電熱インナーグローブ)をはじめ、グリップヒーター、ハンドルカバーなどがあります。
どれもそれなりに利点欠点があります。
電熱グローブ(電熱インナーグローブ)はバッテリーや電源に関わる持続性・故障の問題がつきまといます。発熱層の分だけ防風層・保温層がウインターグローブに比べて薄くなり、電力がなくなると、普通のウインターグローブに比べて、保温性能が心許なくなるモデルもあります。
グリップヒーターは、グリップに触れている部分を暖めてくれますが、触れているところ以外は暖まりません。空気に直接さらされている分、ロス(熱が外気にもっていかれる)も多いです。
グリップヒーターは単体で使用するよりもナックルガード等を併用すればより効果的です。その上で大柄なウインターグローブを使えばかなり過酷な状況にも耐えてくれます。
ハンドルカバーは手首回りにほぼ無風状態を作ります。
とても効果が大きい反面、見た目の問題があるためSS系やオシャレに乗りたい方にはあまり似合わない欠点があります。
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それぞれの装備品、その価格と効果の目安は?
電熱グローブ
最近種類も増え、値段が落ち着いてきたこともあり約1~2万円くらい。
グリップヒーター
いろいろなタイプがありますが、ホンダのスポーツグリップヒーターを自分で取り付けると約2万円。
グリップに巻き付けるだけのグリップヒーターは安いものなら5,000円以下の製品もあります。これは試したことはありませんが。
ハンドルカバー
約2,000~8,000円ほどです。
防寒効果の高い順番にならべると次の様になります。(※私感です)
1.ハンドルカバー
2.電熱グローブ(電熱インナーグローブ)
3.グリップヒーター
さて、ある程度条件が出そろいました。
ここから目的別に選択してみましょう。
まず、対極寒性能を優先させるのなら、ハンドルカバーは外せません。
指先の防寒対策に悩めるライダーの到達地点はハンドルカバーです。
格好悪いからと敬遠しているライダーも、一度使い始めるとほとんどのライダーが使い続けます。
止められなくなります。
中毒性のある防寒対策です。
分厚い防風層によってハンドルごと手首まですっぽりデッドエア層を作るのですから、効果的でないはずがありません。
さらにグリップヒーターを装着することでハンドルカバー内は楽園となります。
こうなると3シーズン用の革グローブで十分です。
操作性の問題も解消、グローブの着脱もスムーズに行えるといった特典まで付いてきます。
防寒機能を消耗品でもあるグローブと切り離すことで、大柄なウインターグローブすら不要になりコストパフォーマンスも非常に良好です。
電熱装備系にありがちな断線によるトラブルが発生したとしても一定の防寒レベルを維持できる点も見逃せません。
風圧でレバーが押される事を心配する方もいますが、芯材の入ったハンドルカバーを使えばまず問題ありません。
それでも心配ならグリップエンドに装着するレバーガード等を付ければまず大丈夫です。
防寒ツーリングのさらに向こう、北海道(冬)の厳寒地・雪中ツーリングを目指すサバイバル系ライダーやコタツ大好きライダーは迷わずこのコースをおすすめします。
「ハンドルカバーは絶対にイヤなんや!」なんて思うSS系やオシャレ系ライダーだと、電熱グローブ、電熱インナーグローブ、ウインターグローブから選択することになります。
指先真っ青、プルプル震えながらのツーリングはあまり楽しくありません。
冬でも長距離を走る気満々のバイクバカなら、この際見た目はガマンした方が幸せになれると思います。
冬場はあまり乗らないのであれば、ちょっと良いウインターグローブでも十分快適です。
選択肢は組み合わせ次第でたくさんあります。自分のスタイルに合った快適な冬のライディングを送ってください。
防水・透湿 ゴアテックス使用の高防寒ウインターグローブ
ラフアンドロード RR8701
ラフアンドロード ゴアテックスウインターグローブ RR8701(Amazon)
ラフアンドロードのゴアテックスウインターグローブの高防寒モデルです。防水・透湿を備えたゴアテックス使用のウインターグローブです。値段も1万円そこそこでお値頃感もありオススメのウインターグローブです。しかしこれだけでは雪の降る夜間高速といった極寒状況では役不足になりがち。その場合ハンドルカバーやグリップヒーターの併用も検討しましょう。
快適に冬のツーリングを存分に楽しむつもりなら、重ね着の工夫が難しいグローブについては妥協しないこと。
グローブは防寒対策の基本です。ウインターグローブは一枚は持っていてムダにならないアイテムです。しっかり吟味して購入してください。
寒いのもイヤだけど、カッコ悪いのはもっとイヤ!番外 オシャレ系ライダーの為のウインターグローブ選び
寒いのはイヤだけど、ゴツゴツしたいかにもって感じのグローブは嫌!っていう方もたくさん居ると思います。
確かに「ちょっとコレはないだろ」なんて製品もバイク用品売り場には大量に存在しています。
人は自分が思っているほど、自分を見てはいない。
確かにその通りですがライダーも社会生活を営んでいるのです。TPOに合うよう、防寒具にセンスを求めることも決しておかしなことではありません。防寒にもファッションにも妥協したくないライダーが選びやすい、比較的街中でも使えそうなウインターグローブをいくつか紹介させていただきます。
山羊革を使った昔ながらの佇まい。防寒性能も妥協なし!
GSM16452 ゴアテックス®ウインターレザーウォームグローブ
ゴールドウイン ゴアテックス®ウインターレザーウォームグローブ GSM16452
デザイン的な突起やプラスチック感が少ない分、いかにもバイクグローブといった雰囲気は少ないビンテージ風グローブです。
見た目とは裏腹に内部はゴアテックス等ハイテク素材を使用した高防寒性能を両立させたすばらしいオールドスタイル・ウインターグローブに仕上がっています。
表面は山羊革を使用しており、使い込んでいくことが楽しみな逸品です。
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カジュアルなのに防風・耐寒!
GSM26756 マルチウィンターグローブ
ゴールドウイン マルチウィンターグローブ GSM26756(Amazon)
本格的なウインターツーリングには少し心許ないですが、マルチユースにぴったりのカジュアルなウインターグローブです。ちょっとした移動にオススメしたい製品です。
タンデムのパッセンジャーにもピッタリです!
彼女や奥さんへのプレゼントにもいいかもしれませんね。
ウインターグローブを安く購入する方法
いかがでしたか?
厳しい極寒の環境を走るのにウインターグローブひとつで問題ない方もいれば、ウインターグローブ程度では寒さをしのげない方もいます。
それは、先祖から受け継いだ個性だったり、ヒトの環境適応性のポテンシャル(甲状腺ホルモン・交感神経・筋肉量・心臓に起因する冷寒適応能力・暑熱順化の程度)に左右されています。もちろん、これらはみなさんも身に着けられる能力です。
最初はこれらの説明から入ろうかとおもったのですが、能書きが長くなるのもどうかと思い、ウインターグローブ選びの記事として書かせていただきました。どんな体質であれ、ウインターグローブは一組は持っておきたいアイテムですからね。
「何やっても寒い!なのに手のひらの汗が引かない!」なんて方は上の記事が参考になるかもしれません。お時間が許されればご一読を。
さて、ウインターグローブとひとくくりに言っても、さまざまなタイプが存在していることがお判りいただけたかと思います。
オススメは8,000円から12,000円クラスのもの。防寒性能と価格ののバランスが良好です。
また手首から下をカバーしているロングタイプの方が、袖口から冷気が入りにくく、防寒対策として優れています。手首を覆う部分はベルクロ(マジックテープ)が主流ですが、ジッパータイプのものが使い勝手は良い傾向です。
これは個人的に評価している構造なのですが、指先の風の当たる面に防風フラップ(素材の2重化)がついているもの。
一体化させずに2重化しているものは指先の冷えに関して、他の構造のものにくらべ耐寒性能が高いように感じます。
ゴールドウインのウインターグローブに多く採用されている構造ですが、欧州メーカーのウインターグローブでも類似した構造を採用しているものがいくつもあります。
余談ですが(余談ばかりですが)、指先の防寒はとても難しく、そしてとても重要です。
指先の構造に気を使っているかを観察することで信頼できるメーカーなのか、ダメメーカーなのかカンタンに判断できます。
防寒グッズ、特にグローブ類は試着が必須のアイテムです。ネットで割引のある製品を購入したいところですが、ここはあえてお店に出向いて試着を繰り返すことを強くオススメします。
冬シーズン終了間際のセール時に来季用を購入すれば、20%くらい安く入手できることがあります。
マメにお店を覗いていると、いろいろな発見もあり面白いですよ♪
バイク乗りの防寒対策 ウインターグローブ (1)
バイク乗りの防寒対策 ウインターグローブ (2)
電熱グローブ
最近種類も増え、値段が落ち着いてきたこともあり約1~2万円くらい。
グリップヒーター
いろいろなタイプがありますが、ホンダのスポーツグリップヒーターを自分で取り付けると約2万円。
グリップに巻き付けるだけのグリップヒーターは安いものなら5,000円以下の製品もあります。これは試したことはありませんが。
ハンドルカバー
約2,000~8,000円ほどです。
防寒効果の高い順番にならべると次の様になります。(※私感です)
1.ハンドルカバー
2.電熱グローブ(電熱インナーグローブ)
3.グリップヒーター
さて、ある程度条件が出そろいました。
ここから目的別に選択してみましょう。
まず、対極寒性能を優先させるのなら、ハンドルカバーは外せません。
指先の防寒対策に悩めるライダーの到達地点はハンドルカバーです。
格好悪いからと敬遠しているライダーも、一度使い始めるとほとんどのライダーが使い続けます。
止められなくなります。
中毒性のある防寒対策です。
分厚い防風層によってハンドルごと手首まですっぽりデッドエア層を作るのですから、効果的でないはずがありません。
さらにグリップヒーターを装着することでハンドルカバー内は楽園となります。
こうなると3シーズン用の革グローブで十分です。
操作性の問題も解消、グローブの着脱もスムーズに行えるといった特典まで付いてきます。
防寒機能を消耗品でもあるグローブと切り離すことで、大柄なウインターグローブすら不要になりコストパフォーマンスも非常に良好です。
電熱装備系にありがちな断線によるトラブルが発生したとしても一定の防寒レベルを維持できる点も見逃せません。
風圧でレバーが押される事を心配する方もいますが、芯材の入ったハンドルカバーを使えばまず問題ありません。
それでも心配ならグリップエンドに装着するレバーガード等を付ければまず大丈夫です。
防寒ツーリングのさらに向こう、北海道(冬)の厳寒地・雪中ツーリングを目指すサバイバル系ライダーやコタツ大好きライダーは迷わずこのコースをおすすめします。
「ハンドルカバーは絶対にイヤなんや!」なんて思うSS系やオシャレ系ライダーだと、電熱グローブ、電熱インナーグローブ、ウインターグローブから選択することになります。
指先真っ青、プルプル震えながらのツーリングはあまり楽しくありません。
冬でも長距離を走る気満々のバイクバカなら、この際見た目はガマンした方が幸せになれると思います。
冬場はあまり乗らないのであれば、ちょっと良いウインターグローブでも十分快適です。
選択肢は組み合わせ次第でたくさんあります。自分のスタイルに合った快適な冬のライディングを送ってください。
防水・透湿 ゴアテックス使用の高防寒ウインターグローブ
ラフアンドロード RR8701
ラフアンドロード ゴアテックスウインターグローブ RR8701(Amazon)
ラフアンドロードのゴアテックスウインターグローブの高防寒モデルです。防水・透湿を備えたゴアテックス使用のウインターグローブです。値段も1万円そこそこでお値頃感もありオススメのウインターグローブです。しかしこれだけでは雪の降る夜間高速といった極寒状況では役不足になりがち。その場合ハンドルカバーやグリップヒーターの併用も検討しましょう。
快適に冬のツーリングを存分に楽しむつもりなら、重ね着の工夫が難しいグローブについては妥協しないこと。
グローブは防寒対策の基本です。ウインターグローブは一枚は持っていてムダにならないアイテムです。しっかり吟味して購入してください。
寒いのはイヤだけど、ゴツゴツしたいかにもって感じのグローブは嫌!っていう方もたくさん居ると思います。
確かに「ちょっとコレはないだろ」なんて製品もバイク用品売り場には大量に存在しています。
人は自分が思っているほど、自分を見てはいない。
確かにその通りですがライダーも社会生活を営んでいるのです。TPOに合うよう、防寒具にセンスを求めることも決しておかしなことではありません。防寒にもファッションにも妥協したくないライダーが選びやすい、比較的街中でも使えそうなウインターグローブをいくつか紹介させていただきます。
山羊革を使った昔ながらの佇まい。防寒性能も妥協なし!
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デザイン的な突起やプラスチック感が少ない分、いかにもバイクグローブといった雰囲気は少ないビンテージ風グローブです。
見た目とは裏腹に内部はゴアテックス等ハイテク素材を使用した高防寒性能を両立させたすばらしいオールドスタイル・ウインターグローブに仕上がっています。
表面は山羊革を使用しており、使い込んでいくことが楽しみな逸品です。
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カジュアルなのに防風・耐寒!
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本格的なウインターツーリングには少し心許ないですが、マルチユースにぴったりのカジュアルなウインターグローブです。ちょっとした移動にオススメしたい製品です。
タンデムのパッセンジャーにもピッタリです!
彼女や奥さんへのプレゼントにもいいかもしれませんね。
いかがでしたか?
厳しい極寒の環境を走るのにウインターグローブひとつで問題ない方もいれば、ウインターグローブ程度では寒さをしのげない方もいます。
それは、先祖から受け継いだ個性だったり、ヒトの環境適応性のポテンシャル(甲状腺ホルモン・交感神経・筋肉量・心臓に起因する冷寒適応能力・暑熱順化の程度)に左右されています。もちろん、これらはみなさんも身に着けられる能力です。
最初はこれらの説明から入ろうかとおもったのですが、能書きが長くなるのもどうかと思い、ウインターグローブ選びの記事として書かせていただきました。どんな体質であれ、ウインターグローブは一組は持っておきたいアイテムですからね。
「何やっても寒い!なのに手のひらの汗が引かない!」なんて方は上の記事が参考になるかもしれません。お時間が許されればご一読を。
さて、ウインターグローブとひとくくりに言っても、さまざまなタイプが存在していることがお判りいただけたかと思います。
オススメは8,000円から12,000円クラスのもの。防寒性能と価格ののバランスが良好です。
また手首から下をカバーしているロングタイプの方が、袖口から冷気が入りにくく、防寒対策として優れています。手首を覆う部分はベルクロ(マジックテープ)が主流ですが、ジッパータイプのものが使い勝手は良い傾向です。
これは個人的に評価している構造なのですが、指先の風の当たる面に防風フラップ(素材の2重化)がついているもの。
一体化させずに2重化しているものは指先の冷えに関して、他の構造のものにくらべ耐寒性能が高いように感じます。
ゴールドウインのウインターグローブに多く採用されている構造ですが、欧州メーカーのウインターグローブでも類似した構造を採用しているものがいくつもあります。
余談ですが(余談ばかりですが)、指先の防寒はとても難しく、そしてとても重要です。
指先の構造に気を使っているかを観察することで信頼できるメーカーなのか、ダメメーカーなのかカンタンに判断できます。
防寒グッズ、特にグローブ類は試着が必須のアイテムです。ネットで割引のある製品を購入したいところですが、ここはあえてお店に出向いて試着を繰り返すことを強くオススメします。
冬シーズン終了間際のセール時に来季用を購入すれば、20%くらい安く入手できることがあります。
マメにお店を覗いていると、いろいろな発見もあり面白いですよ♪
バイク乗りの防寒対策 ウインターグローブ (1)
バイク乗りの防寒対策 ウインターグローブ (2)