減速比をショートにしたくなりました。
『ショートにする』とは一般に加速重視とかトルク重視と呼ばれている方向へ減速比を変更することです。
舗装路では別に気にならなかったのですが、ブロックタイヤを履いているとなんだかそうしたい気分になりました。
要はダートでグリップが良くなり、いままでより後輪にパワーを加えたら、必要以上に半クラ率が増えてきたというお話。
半クラが増えるということは、回転数が合ってなかったり、無意識にトルクが薄いと感じているとうこと・・・だと思う。
減速比を変えるとどうなるの?
減速比をショートにすると最高速が落ち、トルクフルになったフィーリングに変化します。おおむね乗りやすくなったと感じます。
減速比をロングにすると最高速が伸びます。トルクは薄くなったように感じます。半クラも増える傾向。
ホントに減速比を変える必要があるの?
個人的に感じていることですが、国内仕様車は乗りにくいけど減速比が必要以上にロングだったり、輸出仕様車は乗りやすいショートに振られていることがあります。
15年くらい前一部車両はそうだったと記憶してます。
愛車の名前と『減速比』という単語で検索してみて、ショート化している人が多かったり、プロショップがショートよりのスプロケットを複数販売しているようなら、さまざまな事情(おおむね環境対策)でロングに振られている可能性大です。
そもそもアドベンチャーバイク限らず多くの市販車はちょっぴりロング気味の傾向で、少しショートにすると乗りやすくなることが多いと思います。
G650GSのドライブスプロケットを16Tから15Tに変更する。
基本的に専用品を使います。オフセット量やチェーンのサイズでスプロケットの寸法が変わるので、他車流用は最後の手段。
G650GS用のドライブスプロケットはツアラテックとXAMから出ていたので、今回は入手性の良さからXAMを選びました。
歯数は違いますがF650ファンデューロ、F650ST、G450X、G650Xシリーズとは共通でした。
F650GSシングルとはちょっと違うようです。
詳しくは下の適合表を参照してください。
株式会社ザム・ジャパン(対応表)
https://www.xam-japan.co.jp/_TEST/cp-bin/wordpress/wp-content/uploads/2022/11/all.pdf
減速比の変更と起こる変化
チェーンは112LのままでOK。
ただしフロントスプロケットが小さくなるので、チェーンを引かなきゃいけません。
スプラインにはしっかりモリブデングリス等を!
最高速度が落ちる
フロントスプロケットを16Tから15Tへの変更により、車速50km/hに対し約3km/h、速度が落ちます。
正確に計算はしてませんが。フロント・リアのスプロケットの歯数、タイヤ外径サイズからざっくり計算するとこうなります。
100km/hは96km/hになり、150km/hは141km/hになります。
この変化がすべての回転数、すべてのミッションで起こるので、ライダーはこれまでと比較してとても大きな差として感じます。
減速比を変えても車速はだいたい正しくメーターに表示されます。
G650GSの車速センサーはリアタイヤの速度を数えているので、タイヤ外径サイズを変えない限り、これまで同様の速度をちゃんと表示してくれます。
トルクフルになる
エンジン性能が上がったわけではないのですが、トルクフルになったように感じます。
乗り手の体重、乗り方、タイヤ、林道や舗装路といった路面状況で、キモチよく感じる減速比のスイートスポットは変化します。
だからトライアルアンドエラーが必要。
具体的には、ちょっと我慢の限界がきたら、ひとつベターな方向に振ってみる。
いままでより気持ちよく乗れてると感じたなら大成功です。
なんて書いてみましたがまだ取り付けていません。モノは到着していますが。
次はいつ乗れるのかわからないですし、ヒマな時にのんびりやろうかと思います。
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