※ブースタープラグの魔改造、ドライブモードセレクター機能追加ハーネス製作記事はこちら
ここではブースタープラグの海外の反応について紹介したいと思います。
そもそもBoosterPlug(ブースタープラグ)が何なのか、既によくご存じかと思いますので、そのくだりは省略させていただきます。
まだBoosterPlug導入に踏み切れてない理由
愛車のG650GSにとって、BoosterPlugは製品紹介通りならとても魅力的なポン付けアイテムで、以前からずっと注目はしていました。
どうしてまだ購入していないかというと、BoosterPlugを使っていた友人のF650GSシングルの不調があります。
走行距離がまだ10万キロそこそこなのに突然エンジンがフケなくなったとのこと。結局バラさず廃車に。
他にもいろいろ手を加えていたので、これだけが犯人とも思いませんが・・・とにかく普通に使っていればもうしばらく使えてもいいロバみたいなエンジンです。
購入前ということで慎重に日本や海外のブログを調べてみることにしました。
BoosterPlugは蛇油か?
とりあえず日本のブログでインプレを10数サイトほどググってみました。
トラブル事例もありますが、おおむね好評価。実際に体感できる変化があるそうです。
でもこれだけではプラシーボ疑惑は晴れません。
続いて海外のサイトも調査してみます。
「BoosterPlug snake oil」でググります。
Snake oil(蛇油)。これは英語でインチキや詐欺を表す言葉です。
中国人曰く、「アメリカ人に中国水ヘビで作る万能薬、蛇油の作り方を教えたら、あろうことかガラガラヘビで蛇油作りはじめた。当然なんの薬効もなく、Snake oilはとうとう詐欺やインチキ医療行為全般を指す言葉になってしまった。ホントに迷惑な話だ」
アメリカにその水ヘビいないのに教えてどうするつもりだったのかと、小一時間問い詰めたい気にもなりますが、とりあえず置いといて。
BoosterPlugに対する疑念は日本の比ではなく、本当にたくさん出てきます。彼ら曰く『時間とカネの無駄』だそうです。
「ダイノジェットで計測したがパワーカーブ全然変わらねぇ!」
「BoosterPlugは初期加速の一瞬しか効果ないんだから当然」
「そもそも10回計れば10通りのカーブ書くダイノジェットが参考になるわけない」
こんな調子です。
2009年頃、BoosterPlugが登場して間もなく、このようなとりとめのない議論が繰り返されていたようです。
BoosterPlugの弱点
Blog調査の結果発表!
ざっくり、ちょっとは効果ある派が7~8割、残りがインチキ派。
う~ん・・・
BoosterPug,効果は認められるも、いまいち性能が安定していないのかなぁ。
現代のバイクはノックセンサー、気温センサー、油温センサー、ラムダセンサー、非常にたくさんの種類のセンサーが使われています。センサーによっては二つついていたりします。
それらのセンサーはすべて正常とは限りません。
走行距離に応じて壊れていきます。壊れたらどうするのか。
これらセンサーの信号を集めて燃調をコントロールしていたECUは、信号がヘンだとエラーを吐きます。
そして「なんかヘンだからとりあえずガスを濃くするか」という安直な結論を出力することもありました。2000年以前、ひと昔前のインジェクション車両ではそんな感じが多かった気がします。
最近のバイクはもうちょっと賢くて、センサー異常はちゃんとログに残って、PCやスマホを活用すれば回転数や温度センサーの数値も拾えるそうな。
最近はラムダセンサー関係の制御まであってもう何が何やら。正直把握しきれません。
そんなところに気温センサーの出力を偽装し、ECUに誤動作を誘発させるための回路をブチ込むのですから、電装系がヤレてきた古めの車体では、多少の不調も起こってなんら不思議ではない気がします。
それでも差すだけでいきなり扱いやすくなる(かもしれない)手軽さ。
もうちょっと安ければと二の足を踏んでいますが、林道で扱いやすくなりそうな予感もあるので、近く一度試してみたくもあります。
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