OHなんて、面倒なので本当は気が進みません。
子供の世話もありますし。
かといって、気になることもそこそこあります。
そろそろ手を入れなきゃインナーチューブの寿命にも関わるかもしれません。
ちょっと頑張ってみることにします。
1日30分整備(結構な割合で延長アリ)なので数日に分けて作業します。
まずはバラしてみました。
既知の問題点
とりあえず現時点での問題点を洗い出してみます。
インナーチューブの縦傷
中古車として購入当初よりありました。走行距離1.4万キロの車両なりにですが。
あまり深くもないので放置して、頻繁にフォークオイル交換を交換することで対処してきました。
約1.6万キロ、走らせていますが、以降傷が増えたりといったことはありません。
オイルシールからの滲み
左右どっちだったかな・・・フォークオイルのにじみがありました。
放置していいものでもないので、ものは試しにとオイルシールとダストシールの間にラバーグリスを入れて、フォークを常に綺麗な状態に保つよう心がけていました。
しばらくすると滲みも消えましたが、早々にシール交換は必要でした。
ダストシールの劣化
これも購入当初から。
よく見ると無数に亀裂があります。
この状態だと、亀裂が内側まで入っていないようにみえるでしょ?
まだ全然使えそうな感じ。
ところが、指先でちょっと押してみると・・・
インナーチューブに接触するところまではもう1層ありそうなのでどの程度の害悪かははかりかねますが。
ホコリを噛みこんでもキズの原因になりますし、雨水だって染み込むかもしれません。要交換。
ラバーグリスでだましていましたがそろそろ限界だったかも。
インナーチューブ内部の腐食
といってもトッププラグの上だけなので影響はあまりありません。
気分の問題でバラすときにしっかり磨こうと思っていました。
バラさずに磨くと研磨剤が中に落ち込んじゃいますから。
部品の状態をあらためる&調整や研磨
部品の状態をチェックします。
交換が必要なものを洗い出します。
ガイドブッシュ・・・OK
内側の灰色部にインナーチューブ表面が接触して摺動します。
チェックポイントは内側のテフロン樹脂のコート。
少なくともテフロン樹脂が無くなっている部分はありません。
指を添わせてチェック。バリもないようです。
インナーチューブを持ってゴンゴンと叩いて引き出しましたがこの部品にはダメージはありませんでした。
スライドメタル・・・要調整
インナーチューブ下端に付くメタルです。
表側はテフロン樹脂でコートされています。
写真のスライドメタル上端を見てください。ここにバリがあります。
ゴンゴンたたき出すときに、この上にガイドブッシュが乗り上げて少し剥がれています。
本来なら交換すべきところです。
でもせっかくアタリのついたメタルですし今回だけバリ取りをして流用します。
軽くペーパーを当てるだけ。
オイルロックピース・・・OK
洗浄するだけ。
アウターチューブ(LH)・・・要調整
誰が何をしようとして、どうやったらこんなキズになるのかちょっとよくわかんないです。
・・・間違ってオイルシールを最初に装着してしまい、外そうとしてシールプーラーかなんかでこじった?
素人判断でパテを使って埋めるのも微妙。とりあえずシール接触面をコンパウンドで綺麗にする程度の調整で済ませます。
アウターチューブ(RH)・・・要調整
シール接触面が荒れています。そこから下の内部もそこそこ荒れてます。
シール接触面はある程度コンパウンドで磨きます。
内部に深くて長い縦キズがあります。
これも手は出せないなぁ・・・
今回は洗浄して組み立てますが、問題が出ればプロに見てもらう必要があります。
要交換かホーニングで済むかわかりませんが。
荒れた肌が指で感じなくなる程度までコンパウンドで研磨しました。
その他の微調整
インナーチューブの腐食は耐水ペーパーを1000番まで掛けたあと、コンパウンドで仕上げました。
3才の娘も手伝ってくれました♪
最後にすべてのパーツをパーツクリーナーとブラシを使って洗浄して終了。
ここまでの所感
思っていたより内部に妙なキズが多かったです。
懸念することはふたつ。
1.左側のシール面からフォークオイルが漏れてこないか
2.右側アウターチューブ内部のキズがインナーチューブやスライドメタルに悪さしないか
左側についてはプロの方に見てもらえばすぐ修正してくれそう。
右側については・・・判断しかねます。
各部の状態は自分の目で確認したのですから、このまま組み立てて結果を見届けることにします。
次回、組み立てます!
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