エンジニアブーツRED WING 2268をお手入れする話。

バイク

いま愛用しているブーツは3足あります。

オフ用のショートブーツ「FOX COMP5S」
過去記事:しまとも愛用!オフ用ショートブーツ『FOX COMP5S』

ロード用の「アルパイン S-MX5」

そして一番の古株、ここ7、8年愛用しているエンジニアブーツ、レッドウィングの2268(ASTM)です。
レッドウィングのアイコン的モデルで先端にスチールのカップが入っているハイブランドの安全靴。

オシャレアイテムとしても重宝されているのは2268の中でもPT系と呼ばれるちょっと古めのタイプ。
比較的新しい2000年代製造のものは使い古してもカッコイイ茶色が出てきません。

デザインもASTMと呼ばれる最近のモデルとPT99以前では若干違いがあります。
PTはスマートなたたずまい(シャフトが細い)、対して新しいモデルは太く脱ぎ履きしやすい。

実用品として使うわけですからプレミアのついた2268のデッドストックを探すはずもなく、当時の最新現行を購入しました。

同じ2268、細かな違いはあれど頑強な造りは一緒。
新品で購入し、足を血だらけにして馴染ませたしまともにとってスペシャルなブーツです。

甲高なので馴染むのにすごく時間がかかりました。
最初の半年は靴下が赤く染まり、その後の半年間も靴擦れに悩まされて・・・思い出したくもない日々です。

redwing2268_01

Amazon商品リンクショートコード内にASINが入力されていません。

軽めの登山から街中までほぼすべてをこの一足でまかなってます。

ところでレッドウィングは一生モノというのは本当のようでちょっとウソ。

街中で履くオシャレアイテムとして使うのなら、確かにメチャクチャ持ちます。ちゃんと手入れさえしていればそれこそ一生履き続けられると思います。

一日履いたら次の日は履かないとか、一度履くたびにブラッシングを欠かさないとか。
毎週のように磨いたりとか、雨の日は履かないとか。
数年に一度は専門家の手によるクリーニング等の手入れを実施するとか。

まぁ、ここまでやって多少のキズを許容さえすれば、どんな革靴だって一生モノなわけです。

2268ASTM

けれどバイク乗りがハードに使うとなると・・・シフトの当たる足の甲の部分がすり減ってきますし、キズだらけのボロボロになります。

これよりひどい状態でも修理しようと思えばいくらでも可能なのがレッドウィングやチペワ等、直せる職人が多くいるブランドブーツのいいところ。

ですが消耗品であるエンブー、そもそも安全靴。
ほどほどの手入れで使えるだけ使うのが正解だと思います。

手をかけ時間をかけお金をかけ続ければモノは何だっていつまでも使い続けられます。
愛着があればこそですが、修理を重ねて何十年も履いている方もおられます。

誰だって日本全国で専門性の高い靴職人のメンテを受けられますから。

けど愛着の湧いてしまった道具というのもタチが悪くて、なかなか手放せず新しいモノとの出会いを失ったり。

・・・書いてて思うのですが、ハイブランドのエンジニアブーツってどこかBMWのバイクと似てますね。

redwing2268_03

さていま履いてる2268、そろそろボロ靴の仲間入り。
絶妙な履き心地に育ってくれましたが、そろそろお別れの折り返し地点。

ソールの張り替えやちょっとしたカスタム、軽い修理はするかもしれません。
けど同じ靴を買える値段を使ってまで無理やり寿命を延ばすつもりもありません。
タイヤ交換(ソール張替)は別として。

あと数年、しっかりお手入れをして最後までこき使ってやるつもりです。

・・・BMWのバイクと同じだなぁと何度も思ってしまいますね。

わりと小さなトラブルを繰り返すから定期的な専門家のメンテナンスが必要なあたりが。

欧州車の「メンテナンスさえし続ければ問題ない」というスタンス。
日本車の「ユーザーが横着しても最後まで走り続けられる」ことを前提とした設計上の気遣い。

電装系やベアリング等については、まぁどっちもどっち。どちらもわりと突発的に壊れます。

しまともも自動車の設計現場に少し携わった人間なので、その感覚でいくと欧州車は未然に防げるトラブルすら放置する不完全で気遣いのないガサツさ、甘さを感じます。こんな状態でユーザーに乗ってもらうのかと驚くこともなくもない。

かといって日本車が完璧なのかといえばそういうわけでもないですが、それでも大きな違いはあります。

ライダーとしての感覚だと、欧州車には車重、造形、パワートレーンの選択、乗り味、使い勝手、どれもバイクはかくあるべきといったこだわりと魅力を感じます。

ちょっと逸れたのでブーツの話に戻ります。

このテのことを書き出すとホントにキリがないですし。

先日の大台ヶ原でのトレッキングを最後に今年はもう遠出の予定もありません。
夏場を過ぎてオイルアップするいい機会。
久しぶりに手入れをすることにしました。

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ファッションアイテムとしてのお手入れではありません。あくまで実用品の手入れ。

だから使うのはブラシとミンクオイル(Amazon)とウエスだけ。

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ブラシでガーっと手早く全体の埃や砂を落とします。

新しいうちはこれだけでもツヤ感が出たりしますが、すでにボロ靴レベルまで傷んだウチの2268はこのくらいで動じません。

ミンクオイルを指の先や指の腹にとって、薄く塗り広げて、ウエスで軽く磨きます。
オイルを馴染ませるために一日おいてさらに磨きこんで終了です。

普通なら終了なのですが・・・ちょいとヒビ割れがひどくなってきた?

最近手入れサボってましたから。

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・・・何日かしてもう1回くらいやっとこう。

2268ASTMのオイルアップ

今年もおつかれさま。来年もよろしくね。

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