アウトプットシャフトのオイルシールは劣化しやすい
エンジンから飛び出ている、フロントスプロケットを先端に装着するシャフトをアウトプットシャフトやメインシャフトと呼びます。
エンジンから飛び出しているのですから、ここからオイルが飛び出さないよう、オイルシールが取り付けられています。
このオイルシール、ダストシールとも呼ばれ、ホコリや高温にさらされ、高速回転するシャフトと常に摺動していることもあり、わりと劣化しやすいオイルシールです。
このオイルシールが劣化し、アウトプットシャフトとオイルシールの隙間からエンジンオイルが漏れ出してくると、シールを交換しなくてはいけません。
下の動画は先日シール交換をした際の作業動画です。
カウンターシャフトとか書いちゃってますが、これはパーツリストの読み間違いでした(汗)
パーツリスト状ではメインシャフトとなっていましたので読み替えてください!
作業自体は単純ですが、失敗すると目も当てられません。
バイクを動かせなくなるので、バイク屋さんまで運ぶ必要がでてきます。
たとえ作業途中であっても手に余ると思ったら動かせなくなる前にバイク屋さんに自走しましょう。
適合するグリース
さて、ここで使用するグリースですが、メインシャフトは金属、オイルシールは合成ゴムですので、ラバーグリースかシリコングリースを使用することになります。
初期なじみ潤滑は組付け直後の部品の変形や破損を防ぎます。
発熱も大きい場所だから長くグリースが保てないからグリース不要!なんて思わずちゃんと塗布してください。
グリースを塗布する場所
ケース・カバーのハウジングとオイルシールの外周面の間、ここにグリース塗布は不要です。
必要なのはアウトプットシャフトとオイルシールの接触面です。
オイルシール側のリップ付近、グリースが貯められるスペースがあるのでそこに詰め込みます。
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