タイトルはグリース、潤滑剤のためみたいですが、実際はそれだけでなくダストシール、や樹脂部品、その他シャフトの腐食にいたるまでさまざまな部品の劣化を遅らせる魔法があります。
高圧洗浄の心得
- ダストシールのあるところ
- ベアリングのあるところ
- 4シャフト周り(ステム・ピボット・前後アクスル)
上記の場所に直接高圧で水を掛けないだけです。
グリースがしっかりと封入されていれば、水がかかった程度なら樹脂部品を劣化させたり金属が腐食するほどの状態にするには時間がかかります。おそらく1、2年で酷い状態になることはまずありません。
ですが、高圧洗浄だけは使い方を誤ると数週間で部品がダメになることもあります。
封入されているグリースを一撃で吐き出させてしまうことがあります。
状況が悪ければ半年程度でベアリング内部のサビで異音・動作不良が引き起こされることがあります。
このあたりはオフ車に乗っている方のほうがよく知っています。
彼らは高圧洗浄をよく使いますが、あまりベアリングに直撃させません。
そしてオンロードバイク乗りよりも頻繁に分解・給脂を行います。
分解・ 給脂サイクルの広いオンロードの重量車ほど高圧洗浄のやり方に注意が必要です。
目張りは洗車前の儀式
ピボットシャフト周り、キーホール、その他防水のカバーがついていない場所にはガムテープ等で目張りをしておきましょう。
ホースの水で普通に洗車するだけならここまで神経質にならなくてもいいかもしれません。
高圧洗浄する場合は念のためこのひと手間はあった方がいいと思います。
洗車直後にエンジンを掛けない
樹脂やゴムの劣化は『水+熱』の存在で加速します。
ラジエターホースや電気系統の被覆が濡れている状態なら、まず拭きあげてからエンジンをかけて。
10年後の状態に違いがでます。
大した手間でもないのでトラブル予防としてオススメ。
洗車の方法としてもセオリーとなっている内容ですが、これだけはぜひ守りたい内容です。
せっかく給油給脂しても洗車が台無しにすることがありますから。
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